SAPA Expressという現地ツアー会社を利用して、ハノイ発2泊3日のサパ旅行に行ってきました。
ツアーはすべて英語になりますが、往復移動(ハノイ~サパ)、現地ツアー3日間、4つ星ホテル2泊、食事(朝食、昼食2回、夕食2回)も付いて、220 USDだったので、とてもお得だと感じたので、ご紹介します。
ツアー会社・料金
おそらくSinh Tourist(シンツーリスト)がベトナムでは最も有名な現地ツアー会社だと思います。以前、ダラット旅行で利用した際に価格に対して充実度が高かったので、また利用しようと思っていたのですが、Sinh Touristは、出発日が限定されており、日程が合わず利用できませんでした。
情報収集をして、日系ののHIS、Sketch Travel(スケッチトラベル)、現地ツアー会社のODC Travel等、色々比較検討しましたが、今回はSAPA Express(サパエクスプレス)を利用することにしました。
日系は安心がありますが、料金がどうしても高いです。ODC Travelは値段はよかったのですが、現地ホームステイがツアーに入っていて不安がありやめました。
SAPA Expressは、ホテルグレードが2つ星~4つ星で選択でき、4つ星を希望したのですが、その中でも U sapa hotel(ユーサパホテル)がいいと伝えたらすんなり希望を受けてくれて、とても柔軟な対応でした。
なお、SAPA Expressで選んだツアーは「Discovery Cat Cat Lao Chai – Ta Van and Ta Phin village」というものです。2名参加だと、ツアー料金は、約220USDです。
なお、英語ツアーで気を付けないといけないのは、欧米人向けにかなりハードなトレッキングになっていたり、先ほど少し触れたホームステイ(ツアー時にホームステイ場所を見学しましたが、宿を経営する家族のもとに泊まるホームステイで、山小屋の宿のような雰囲気でした、一応トイレ、シャワーもありましたが、寝る場所も横並びでプライベート空間はなく、虫も多そうでとても泊まれるとは思えませんでした、キャンプ好きの方には現地らしい体験ができていいかもしれません)
交通手段
ハノイから、サパへの交通手段は、鉄道またはバスです。2015年にサパへのハイウェイが開通され、バスでは5時間半で到着することができるようになりました。
鉄道の場合、夜行列車になり、約9-10時間ほどかかるそうです。鉄道の場合は、あまり綺麗そうに思えず寝られないかもと心配したのと(ビクトリア列車という豪華車両は写真では綺麗そうですが)、夜行で到着して早速トレッキングや観光も辛そうだなと思い、バスにしました。
バスは、日本の長距離バスと違い、座席が大きく、一列3シート、かなりの角度までリクライニングでき、フットレストもあるので、非常に快適でした。ハイウェイ以外は山道ですが、だいたいはハイウェイなので揺れもないです。
また、ハイウェイ開通同時にサービスエリアもできたので、トイレも一般的なタイプで、鍵が閉まるドア付きで比較的綺麗でした。(ベトナムの旅行中トイレは、ドアなし、ドアがあっても鍵が壊れている等がたまにあります)
出典 http://www.sapa-tours.net/trains/sapa-express-bus-bus-hanoi-sapa-hanoi/
他のツアーバスでは、座席が2段ベッドになっているものもありました。横になれるので長距離でもかなり快適に旅行できそうです。
ツアー 1日目
ハノイ市内を7:00に出発し、サパ到着は12:30。
バスを降りた場所と宿泊する U sapaホテルは目の前でした。
チェックインをして、ツアーに含まれたランチを食べます。
レストランの様子
ランチがコースになっており、スープ、サラダ、メイン、デザートで、丁寧に調理、盛り付けされた洋食は予想外に美味しくて驚きでした。一皿ずつ出てきます。なお、飲み物はツアーに含まれないため、自己負担です。(とても美味しかったのですが、写真を撮り忘れてしまいました)
昼食後、ガイドさんがホテルのロビーまで迎えに来てくれます。
徒歩で、Cat Cat Village (カットカットヴィレッジ)に行き、黒モン族の村をプチトレッキングをしながら、途中機織りを見学したり、一般的な住居を見学したりします。大きな滝や水車があるところまで行き、帰りは迎えに来てくれたバスでホテルまで戻ります。
歩いている途中の景色:棚田が見えます。
機織り、かご作り、刺繡の実演。観光客向けです。
Cat Cat村の滝
ホテルに戻った後は、夕食。こちらもツアー込みです。ランチと同じようにコースで、アジア系料理でした。メインは、カレーでした。
スープ
揚げ春巻き
カレー
ツアー 2日目
この日はトレッキングです。幸い雨は降らず曇りで、天気には恵まれました。
Sapa市内 – Lao Chai(ラオチャイ) – Ta Van(ターヴァン)まで歩いて行きます。ツアー客は合計で10名ほどですが、事前に情報収集して知ってはいたものの、ガイドさん以外に、少数民族の女性たちが一緒に付いてきて、一人一人に専属で山歩きを支援してくれるのは少し衝撃でした。民族の女性たちはお土産を持っていて、ツアー後に販売するのが目的です。
ホテルの外でアテンドを待機している民族の女性たち:どの客がたくさん買ってくれそうか見定めているようにも見えます。
ツアー客に同行する民族の女性たち:たくさん買ってくれる欧米系の旅行客が人気のようです。一人一人の旅行者に専属で民族の女性が付きます。
この日は雨ではないですが、粘土質の土の山なので、ぬかるんでいたり歩きづらい狭い道などが多く、専属の民族の女性が、さっと手を出して助けてくれます。確かに一人で歩くには転びそうになるところも多いので、非常に助かります。最初は強引だなと思っていたものの、確かにこれは終わった後チップとしてお土産を買った方がいいなと思えるくらいでした。
途中の景色は思い描いていたサパの棚田の景色で非常にきれいです。見飽きません。
機械化していない素朴な農業風景も見られます。
ランチは見晴らしのいい地元の食堂でした。家庭料理で、現地の食材を使っており新鮮で美味しかったです。
朝9時頃ホテルを出発して、ホテルに戻ったのが16時頃。歩いたのは合計5-6時間で、12-13キロくらいだと思います。
トレッキングの持ち物は、レインウェア/レインコートは必須で、靴はトレッキングシューズがお勧めです。雨は降らなくても道はぬかるんでいて、普通のスニーカーだとぬかるみに入ったときに靴の中に泥が入ったりしてしまっている人がいました。長靴もありだと思います。
夕食はまたホテルで。夜はアジア料理のようで、またカレーでした。種類は違うのですが。。。美味しいのですが、二日連続だと少し残念な気持ちにもなりました。
夕食後はホテル付近で足マッサージをしてもらいました。40分80,000VND(約400円)というかなりお手頃でした。混んでいる店を選んではいったものの、やはり安かろう悪かろうで、施術は少し微妙でした。
ツアー 3日目
朝食後、午前は、ガイドさんとともに、Ham Rong mountain (ハムロン丘)に行きます。こちらは市内にあり、自然公園のようになっています。丘を上まで上がっていくとサパの景色を一望できます。オレンジ色の屋根の家々はヨーロッパの景色のようでもあります。天気が良いと、ベトナムで最も高い山のファンシーパンが見えるそうですが、この日は雲があり見ることができず残念でした。
午後は16時出発のバス乗車までフリータイムです。ゆっくりランチをしたあと、歩いて近くのサパ博物館に行きました。お客さんは誰もおらず、がらんとした博物館でした。残りの時間はお土産を買ったりして過ごしました。
ホテル(U sapa hotel)
市内の中心にあり、4つ星ですが清潔で快適なホテルでした。ホテルのスタッフもフレンドリーで親切でした。
ホテルの一階にちょっとした売店もあり、飲み物やお菓子等が購入でき、便利です。
サパはベトナムに駐在していたら、一度は行ってほしい場所です。空気も良く、リフレッシュできると思います。