海外赴任が決まった後に、決めなければいけない重要なポイントが住居についてです。
住まいは会社から指定される場合もあれば、いくつかの候補から選択できる場合もあります。
その際、日本で住まいを探す時より、気をつけなけばならない点がいくつかあります。
Ⅰ.騒音
ベトナムでは、日常の騒音は、日本とは比にならないほど、いろんな騒音に溢れています。
下見をする場合も、その時間帯に注意が必要です。
昼間は比較的静かですので、朝、夕の時間帯もチェックするべきです。
- 道路のクラクション・・・大通りや交差点では、常にクラクション音がしています。ベトナムの朝が早いですので、5時、6時頃から、クラクション音が始まります。気になる人は気になります。
- 周辺の音楽・・・学校であれば、行内放送、通学時間帯は、送迎のバイクのクラクション等がします。また、学校以外にも、市場で早朝に音楽が流れていたりします。
- 工事の騒音・・・夜中でも平気で工事します。おそらく昼間だと暑いので夜中に工事をするのかもしれません。
Ⅱ.場所
まずは、会社への通勤を考慮した場所になると思いますが、下記の点も考慮すると良いです。
- 会社への通勤・・・距離だけだと近く感じても、通勤ラッシュ時間帯は時間がかかります
- 周辺のスーパー、レストラン・・・買い物や日系レストランが近くにあるかも重要
- バス停・・・ベトナムになれてくると、バスでの移動も考えるようになります(約40円で乗れる)。家の近くにバス停があると便利。
- 子供の学校への通学・・・大きなマンションには、送迎のバスもあります。
Ⅲ.設備
分譲の場合は、各部屋のオーナーの趣味で設備が変わります。
家電も多様なので、例えば洗濯機があっても、乾燥機能がついているか等のチェックが必要になります。
Ⅳ.分譲 マンション/サービスアパートメント
住まいのタイプは、大まかにこの2タイプに分かれます。
- 分譲マンション・・・ベトナム人オーナーが購入した部屋を貸し出している
同じマンションであっても、オーナーの趣味により、家具、家電は異なります。多くの部屋を見ることで、好みの部屋が見つかると思います。
しかし、入居前の交渉や、入居中の設備の不具合は、オーナー個人とする必要があるので、連絡がつかなかったり、オーナーがベトナム語しかわからず会社のスタッフに通訳してもらったりと、苦労が多いです。
(日系の不動産屋経由で契約すれば、交渉事も不動産屋経由で出来ます)
- サービスアパートメント・・・会社が棟全体を管理し、貸し出している
サービスアパートメントを会社が運営しているので、細かい交渉はできないかもしれないが、住居の問題は、受付(担当者)に一元的に問い合わせられるので便利
Ⅴ.オーナーの人柄
分譲マンションの場合は、入居時や、入居後に家電が壊れた場合など、費用などについてオーナーとの交渉になることが多いです。
やはり、お願いしたら直ぐに動いてくれるかや、お金に余裕がありそうかなど人柄を確認しておくと良いです。
私たちのオーナーは、裕福なのか
・購入時に欲しいと希望したモノ(DVDプレイヤー、暗証番号付き金庫 など)を揃えてくれた
・洗濯機が壊れたら、新しいのを直ぐに購入してくれた
・電球交換費用のレシート無くしても、口頭で金額を伝えるとその額を払ってくれた